9:ゲストのクローンを作る。

今まで元になるゲストを作りました。KVMはクローンが簡単に作れるため、共通の設定やプログラムをやりました。いよいよ実際にWEBサーバーやファイルサーバーになるゲストを作ります。
作ったゲストを停止し、右クリックで、クローンを選びます。
表 示されたウインドウで名前に使いたい名前を入れ、各ストレージの “ディスククローン”をクリックすると表示される詳細を選び、参照、ローカルを参照で割り当てたい領域(あらかじめ使う領域は作って置く)を選んで、OK をクリックすると、上書きの確認が現れ、これもOK。これを領域全部に設定して行きますが(私は四つ)、四つ目は共有(私の場合)になっているので何もし ない。
最後にクローンをクリックすると作業が始まります。各領域をコピーしているので、少し時間が掛かります。終わると仮想マシンマネージャー (アプリケーション→システムツール→仮想マシンマネージャー)に入れた名前でゲストが出来ていますが、このままでは競合する部分がありますので、変更を していきます。ホスト側のOSにゲストの領域をマウントしてもいいのですが、各領域は中にさらに領域を作っており、簡単にはマウント出来ないので、実際に 走らせた方が簡単です。ただしクローンのオリジナル側は止めて置かないとIP等のの競合が起こる。
クローンで作ったOSを走らせると、ネットワークでエラーが出ていて、VNCで継げないのでログインする。
まず、IPを変更。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 のIPADDRESS=の所を使いたいIPに変更。
次にホスト名が被っているので、/etc/sysconfig/network のHOSTNAME= の所を使いたいホスト名に変更。
又NetworkManagerが悪さをしていると思いserviceを調べたが走っていない、
/var/log/dmseg に udev: renamed network interface eth0 to eth1 があった。
これでググると http://d.hatena.ne.jp/ngyuki/20110805/p1 に回答があった。
さっそく /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules をどっかに移し、再起動するとOKになった。
2012/09/27追記
別のクローンを作った時、同じ事をやっても継らなかった。自動的に作られた /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules の最後の行を見ると NAME=”eth1″ となっている。これを NAME=”eth0″ に変更し再起動。今度はブート時にMACアドレスが予想とは違うと言われ、ま だネットワークが使えない。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 でMACの指定があり、これが /etc/libvirt/qemu の下にあるゲストのxmlファイルの指定と違うのでエラーが出ている。このゲストはクローンで作ったのでMACアドレスはxmlファイルで指定されるの で、ifcfg-eth0の方はコメントアウトし,ついでにUUIDもコメントアウトし、再起動したらOKになった。

f-otake について

1947年生れ、東京電機大学二部電気通信工学科卒、最後はスリランカ航空で営業だったのですが2018年に㈱インパック・ジャパンに再就職。趣味:登山、スキー、車いじり、コンピューター
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